IPアドレス管理やプログラミングなどをしていると、このような疑問が沸くことがありますよね。
「プライベート」と聞くと、「私的な」とか「個人の」という意味を連想してしまいますが、ITでの意味は違います。
この記事では、「パブリック」と「プライベート」に関する下記の内容をわかりやすく解説いたします。
※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。
「パブリック」と「プライベート」の違い

IT分野で使われる「パブリック(Public)」と「プライベート(Private)」には、それぞれ次の意味があります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| パブリック | 公開されている・外部とつながる |
| プライベート | 内部専用・限られた範囲だけで使う |
「パブリック」は、「外部に公開されている」という意味を持ちます。
「全世界に発信」や「日本全国で1位」のようなイメージです。
一方「プライベート」は、内部的な限られた範囲を指します。
「ご当地限定」のようなイメージです。
「プライベートブランド」という言葉を聞いたことがないでしょうか。
この「プライベート」は、その界隈全てに流通しているわけではなく、一部の系列店だけに並んでいるブランドです。
ITの「プライベート」と近い意味なので、「プライベートブランド」から連想すると理解しやすいです。
まだピンと来ない方のために、「パブリック」「プライベート」の違いを日常に例えて説明します。
- パブリック = 家の外
- プライベート = 家の中
このように考えるとわかりやすいかと思います。
「パブリックIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」

IPアドレスにも「パブリック」と「プライベート」が存在します。
【パブリックIPアドレス】
インターネット上で使用されるIPアドレス(世界中で重複しないインターネット上の住所)
- 世界で一意
- インターネット通信で使用
- プロバイダから割り当てられる
- 外部サイトと通信できる
【プライベートIPアドレス】
家庭や会社などの内部ネットワークだけで使用されるIPアドレス(家の中だけで使う住所)
- 家庭内・社内だけで使用
- インターネットから直接アクセスできない
- 同じIPが別の家庭でも使える
もっとわかりやすく説明すると下記のような感じでしょうか。
- パブリックIPアドレス = 住所(東京都○○区・・・)
- プライベートIPアドレス = 家の中の住所(玄関、リビング・・・)
「パブリックIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の違いを以下にまとめました。
| 項目 | パブリックIPアドレス | プライベートIPアドレス |
| 使用場所 | インターネット | 家庭内・社内 |
| 重複 | 不可 | 可能 |
| 外部通信 | 可能 | 不可 |
| 割り当て | プロバイダ | ルーター |
| 例 | 203.0.113.1 8.8.8.8 | 192.168.1.10 10.0.0.5 172.16.0.1 |
プログラミングの「パブリック」「プライベート」
プログラミングにも「パブリック」や「プライベート」が存在します。
意味はこれまで説明した「家の外」「家の中」とおおむね同じです。
大きなプログラミングは小さなプログラミング(class)の集まりです。
大きなプログラミング全体に共通して使える変数などを「パブリック」、
小さなプログラミング内だけで使える変数を「プライベート」として定義します。
例えばロールプレイングゲームなどでは、小さな村でしか使えない通貨や道具があったりしますよね。
それらはプライベートとして定義するといった具合です。
まとめ
「パブリック」と「プライベート」の違いを解説いたしました。
- 「パブリック」=「家の外」
- 「プライベート」=「家の中」
まずはこのようなイメージから入ると理解しやすいかと思います。

