このようなことをお考えでしたら、このまま読んでいってください。
この記事では、ポート番号に関する下記の内容をわかりやすく解説いたします。
※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。
ポート番号とは?

ポート番号とは、コンピュータ内で通信先のアプリケーションやサービスを識別するための番号です。
インターネット上で通信する際、以下を指定することで、正しい相手にデータを届けています。
例えば、下記のような通信は、それぞれ異なるポート番号を利用しています。
同じコンピュータでも、接続するサービスによってポート番号が異なるということになります。
ポート番号を簡単に例えると「マンションの部屋番号」

ポート番号はマンションに例えると理解しやすくなります。
- 建物の住所 → IPアドレス
- 部屋番号 → ポート番号
郵便物を届けるとき、「住所だけ」ではどの部屋に届ければいいかわかりません。
そこで、「住所(IPアドレス)」と「部屋番号(ポート番号)」を指定することで、正確に届けることができます。
通信も同じで、下記のように接続先を特定しているというわけです。
- IPアドレスでコンピュータを特定
- ポート番号でサービスを特定
なぜポート番号が必要なのか
1台のコンピュータでは複数のサービスが同時に動作しています。
もしポート番号がなければ、「どのサービス宛ての通信なのか」を判断できません。
そのためポート番号によって通信を振り分けています。
ポート番号の仕組み

通信の流れを簡単に見てみましょう。
- ユーザーがWebサイトへアクセス
- ブラウザがサーバーへ通信
- 通信先として443番ポートを指定
- サーバーがHTTPSサービスへ通信を渡す
- Webページが表示される
つまり、ポート番号は通信の受付窓口の役割を持っています。

ポート番号の範囲
ポート番号は0〜65535まで存在します。
- 0~1023:Well-Known Ports(代表的なサービスで使用される番号)
- 1024〜49151:Registered Ports(企業やアプリケーション向けに登録された番号)
- 49152〜65535:Dynamic / Private Ports(一時的な通信で使用される番号)
代表的なポート番号一覧
| ポート番号 | プロトコル | 用途 |
|---|---|---|
| 20 | FTP Data | ファイル転送 |
| 21 | FTP | FTP接続 |
| 22 | SSH | サーバー管理 |
| 23 | Telnet | リモート接続 |
| 25 | SMTP | メール送信 |
| 53 | DNS | 名前解決 |
| 80 | HTTP | Webサイト |
| 110 | POP3 | メール受信 |
| 143 | IMAP | メール受信 |
| 443 | HTTPS | 暗号化通信 |
| 3306 | MySQL | データベース |
| 5432 | PostgreSQL | データベース |
| 8080 | HTTP代替 | Webアプリ |


IPアドレスとポート番号の違い

多くの初心者が混同しやすいポイントです。
| 項目 | 役割 |
|---|---|
| IPアドレス | 通信先のコンピュータを特定 |
| ポート番号 | 通信先のサービスを特定 |
【例】
- IPアドレス:192.168.1.10
- ポート番号:443
この場合、「192.168.1.10(コンピュータ)のHTTPSサービスへ接続」という意味になります。
ポート番号を確認する方法
Windows
コマンドプロンプトで以下を実行
netstat -ano現在使用中のポートを確認できます。
Linux
ss -tulnまたは
netstat -tulnで確認できます。
ポート番号とセキュリティ
ポート番号は便利ですが、不要なポートを公開するとセキュリティリスクになります。
したがって、以下のような対策が重要です。
特にサーバー運用では、「必要なポートだけを開放する」という考え方が基本になります。
よくある質問(FAQ)
ポート番号は変更できますか?
はい。
アプリケーションやサーバーの設定によって変更できます。
HTTPSが443番なのはなぜですか?
世界共通でHTTPS用として予約されているためです。
同じポート番号を複数のサービスで使えますか?
通常は使用できません。
1つのポート番号につき1つのサービスが利用します。
ポート番号は誰が決めているのですか?
主に IANA が標準的なポート番号を管理しています。
まとめ
ポート番号とは、コンピュータ内の通信先サービスを識別するための番号です。
重要なポイントをまとめると、以下のとおりです。
ポート番号の仕組みを理解すると、ネットワークやサーバーの動作が格段に理解しやすくなります。
特にWebサーバーやクラウド、VPSを学ぶ際には必須の知識なので、この機会にしっかり押さえておきましょう。

