if文の書き方はなんとなくわかったけど、
2つや3つ以上の条件に当てはまる場合の処理を書きたい…。
どうしたらいいの?
ifに「i == 0 または i == 1」など複数条件の指定をしたいのですね?
「全部に当てはまる場合」と、「どれか1つに当てはまる場合」の2種類を解説いたします!
【著者情報】
Python歴3年。
入社2年目の春に先輩が突然トンズラし、業務を半分肩代わりするハメに…。
今までの1.5倍の仕事をこなせるはずもなく、苦しむ毎日。
業務効率化を模索中にPythonと出合う。
業務とPythonの相性が良く、2倍以上の効率化を実現。現在も効率化を進行中。
Pythonのif文で複数条件の指定をするには
「and」や「or」を使います。まずはif文をおさらいしてみましょう。
if文のおさらい
ひとまず、「if文とは」「if文の書き方」をさらっと振り返ってみましょう。
if文とは
if文は「条件分岐」を行うための構文です。
特定の条件に当てはまる時だけ分岐するというもので、
【もしも、「●●」が「■■」なら「▲▲」する】と言い換えることができます。
if文の詳細は下記記事にてわかりやすく解説しておりますのでご参考ください。
if文の書き方
まずは基本の型からおさらいしましょう。
if(もしも) ●●が■■なら:
▲▲する
これに
【もしも「i」が「0」なら「足りません」と表示する】
を当てはめてみます。
if i が 0 なら:
足りませんと表示する
これをコードにすると下記のようになります。
if i == 0 :
print('足りません')
では、このコードを複数条件で指定するにはどうしたらいいのでしょうか?
複数条件で指定する方法(or)
早速ですが、
【もしも「i == 0 もしくは i == 1」なら「足りません」と表示する】
という処理をしたい場合のコードを見ていきましょう。
if i == 0 or i == 1 :
print('足りません')
「◆◆もしくは▼▼」という条件指定をしたい時は、「or」を使います。
通常のif文に「or i == 1」が追加されただけです。
では、if文の前に「 i = 0 」や「 i = 1 」などを追加して実行してみましょう。
「i = 0」「i = 1」の時は条件と一致するため「足りません」と表示されています。
一方、「i = 2」の時は、指定条件と一致しないため何も表示されていません。
3つ以上の条件指定も可能です。
if i == 0 or i == 1 or i == 2 :
print('足りません')
「◆◆もしくは▼▼」という条件指定をしたい時は、「◆◆ or ▼▼」と指定することを覚えておいてください。
複数条件で指定する方法(and)
次に、
【もしも「i >= 0 かつ i <= 10」(0以上 かつ 10以下)なら「正常です」と表示する】
という処理をしたい場合のコードを見ていきましょう。
if i >= 0 and i <= 10 :
print('正常です')
「◆◆かつ▼▼」という条件指定をしたい時は、「and」を使います。
「or」の時とほとんど同じですね。
では、if文の前に「 i = 0 」や「 i = 20」などを追加して実行してみましょう。
こちらも3つ以上の条件指定が可能です。
「◆◆かつ▼▼」という条件指定をしたい時は、「◆◆ and ▼▼」と指定することを覚えておいてください。
「elif」の場合も同様です。
「elif」の基本的な使い方・書き方については下記記事をご参考ください。
最後に
Pythonのif文で複数条件の指定をする方法ついて解説いたしました。
少しでも理解を深めていただけたなら幸いです。
複数条件指定を使うことで、条件分岐の幅が大きく広がります。
「else」や「elif」も含めることでさらに複雑な処理が可能になりますので、
ぜひご活用ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。がんばってください!