上記のようなことをお考えでしたら、このまま読んでいってください。
この記事では、「URN」に関する下記の内容をわかりやすく解説いたします。
※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。
URNとは?
URN(Uniform Resource Name)とは、インターネット上のリソース(情報やデータ)を「名前」で識別するための識別子です。
▼例
urn:isbn:9780141036144ここで言うリソースとは、Webページ・書籍・画像・動画・文書など、ネットワーク上で扱われる対象全般を指します。
「URL」は「どこにあるか」を示しますが、「URN」は「何であるか」を示します。
つまり、場所が変わっても同じ対象を識別できるようにするための仕組みです。
URNの意味(Uniform Resource Nameとは?)
日本語では統一リソース名と訳されます。
それぞれの意味は以下のとおりです。
- Uniform:統一された
- Resource:リソース(情報資源)
- Name:名前
つまり、「世界中で重複しない名前を付ける仕組み」という意味になります。
URNを身近な例で説明すると?

一番わかりやすい例は本のISBNです。
例えば「9784062938426」というISBNは世界中で1冊の本だけを表します。
- 本屋が変わっても
- 図書館が変わっても
- 出版社が変わっても
ISBNは変わりません。
これは場所ではなく、本そのものを識別しているからです。
URNも同じ考え方になります。
URNの仕組み

URNは次のような形式で表されます。
urn:名前空間:識別子▼例
urn:isbn:9780141036144この場合、
- urn:URNであることを示す
- isbn:名前空間(Namespace)
- 9780141036144:本を識別する番号
となります。
名前空間とは、「識別子を管理するグループやルール」を表します。例えばisbnは書籍、ietf はIETFの文書などを示します。
URL・URI・URNの違い

上図のとおり、「URI」は情報を識別するための名前であり、「URL」と「URN」がその中に含まれます。
| 項目 | URL | URN | URI |
|---|---|---|---|
| 役割 | 場所を示す | 名前を示す | 識別子全体 |
| 場所の情報 | ○ | × | どちらも含む |
| 代表例 | https://example.com | urn:isbn:9780141036144 | URL・URN両方 |
| 普段使う? | 非常に多い | 少ない | 技術文書で多い |
覚え方は
- URI=大きなくくり
- URL=住所
- URN=名前
といった具合です。
URLとURNはいずれもURIに含まれる概念です。


URNはどんな場面で使われる?
代表的な利用例は次のとおりです。
- ISBN(書籍)
- RFC(インターネット技術文書)
- UUID(世界中で重複しない識別子)
- XML標準
- 各種国際規格
一般ユーザーが直接使うことは少ないですが、システム内部や標準仕様では広く利用されています。
URNの特徴
- 場所が変わっても識別できる
→サーバーが変わっても同じ名前で管理できます。 - 世界中で一意になる
→同じURNが重複しないよう管理されています。 - 長期間利用できる
→将来URLが変更されても、識別子として利用できます。 - ブラウザではほとんど使わない
→普段入力することはありません。 - そのままアクセスできない
→URLのようにアクセス先を示しているわけではないため、URNだけでは目的のリソースを開けない場合があります。
よくある質問(FAQ)
URNはURLの代わりになりますか?
いいえ。
URLは場所を示し、URNは名前を示すため、役割が異なります。
URNはブラウザで開けますか?
基本的には開けません。
URNは識別子であり、アクセス先を示す情報ではありません。
URI・URL・URNは全部覚える必要がありますか?
Web制作ならURLとURIを理解しておけば十分です。
ネットワークやシステム開発を学ぶ場合は、URNも知っておくと理解が深まります。
まとめ
URNとは、インターネット上のリソースを「名前」で識別するための仕組みです。
この記事のポイントを振り返ると、以下のとおりです。
URL・URI・URNは混同されやすい用語ですが、「住所(URL)」「名前(URN)」「それらをまとめた概念(URI)」と考えると理解しやすくなります。

