【Power Automate】変数とは?使い方・作成方法・よくあるエラーまで徹底解説

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PowerPoint
  • Power Automateで変数を使いたい
  • 変数ってそもそも何?
  • 変数を使ったフローの例を知りたい

このようなことでお悩みではないでしょうか。
この記事では、Power Automate初心者の方でも理解できるように、下記の内容をまとめて解説します。

  • 変数の基本
  • 作り方
  • よく使う活用例
  • エラー対処法

変数は初学者が最初につまずくところです。
できるだけわかりやすく解説いたしますので、自分はダメだと腐らずがんばって理解しましょう。

※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください

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Power Automateの「変数」とは?

変数は、フローの中で値を一時的に保存しておく箱や器のようなものです。

変数のイメージ

変数(箱)から値を自由に出し入れすることができ、値を変更・削除することもできます。
更できる、略して「変数」と覚えてください。
例えば、下記のような用途で使います。

  • メールの件名を一度保存しておく
  • 何回処理したかを数える
  • 処理が完了したかどうかを記録する

変数を使うメリット

変数を使う主なメリットは下記のようなものがあります。

  • 日時や名前など、時と場合に応じて対応できる
  • 条件分岐ができる
  • 繰り返し処理が簡単になる

少し難しい内容も含まれるため、まずは変数の基本的な使い方を見ていきましょう。

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変数の基本的な使い方

まずはいつもどおり、「+新しいフロー」をクリックして、フローを新規作成します。

新しいフローを作成

フローの作成方法は、こちらのPower Automate入門編をご参考ください。

変数を作成

ではまず変数を作成しましょう。
左側のアクションエリアから、「変数」を探します。

変数を作成1

「変数」の左側にある「>」をクリックすると、変数に関する項目が出てきます。
この中から、「変数の設定」をクリックして、中央のフローエリアにドラッグ&ドロップしてください。

変数を作成2

「変数の設定」画面が開くので、2つ設定をします。

変数を作成3
  • 変数名の指定
  • 値の指定

変数名はデフォルトで「NewVar」(新しい変数)となっていますが、このままでも進められます。
しかし今回は、もっとわかりやすい名前に変更します。
「NewValue」をクリックすると、変更できます。

変数を作成4

「count」に変更しました。
次は「値」として「0」を入れます。

変数を作成5

「1」や「2」などでもOKですし、「0.1」などの少数や「Utatane」などの文字でもOKです。

このように、変数に値を入れることを「代入する」と言いますので覚えておきましょう。

変数を作成6

右下の「保存」をクリックすると設定が完了し、変数「count」がフロー内で使えるようになります。
上部の「保存」アイコンをクリックしてフローも保存しましょう。

変数を作成7

予期せぬエラーで強制終了してもいいように、こまめな保存を心がけてください。
では、この変数を表示(出力)してみましょう。

変数を表示

今回は簡単な「メッセージボックス」で表示させます。
左側のアクションエリアから「メッセージボックス」→「メッセージを表示」を探します。

変数を表示1

メッセージボックスの使い方は「Power Automate入門編」をご参考ください。
ではフローを保存して、実行してみましょう。

変数を表示2
変数を表示3

変数に代入した値の「0」が表示されました。成功です。
変数の他に、文字を書くこともできます。

変数を表示4

変数は「%」で挟むことを覚えておいてください。

変数を表示5

しかしながら、このままではずっと「0」のままです。
次に、変数を増やしたり減らしたりする方法を見ていきましょう。

変数の増減

変数に代入した値を増やしたり、減らしたりするには、
左側のアクションエリアから「変数を大きくする(小さくする)」を探して中央のフローエリアにドラッグ&ドロップします。

変数の増減1

探しているアクションが見つからない場合は、「アクションの検索」と書かれた上部の検索欄に入力してください。

変数の増減2

「変数を大きくする」画面が開いたら下記の2つを指定します。

  • 変数名
  • 大きくする数値

「変数名」は入力欄右上にある{x}をクリックし、該当の変数名をダブルクリックすることで指定できます。

変数の増減3

「大きくする数値」はどのくらい大きくするのかを指定します。
今回は1を足したいので、1を入力しました。

変数の増減4

では保存をクリックして完了させます。
この後ろにもメッセージボックスを追加して、本当に増えているかを見てみましょう。

変数の増減5

0 → 1 に増えました。成功です。
「計算はできないの?」と思った方、計算もできます。

変数の計算

前項でやった変数の増減を計算でやってみましょう。
まずは「変数を大きくする」を削除します。
(中央エリアにある削除したいアクションをクリック→「Delete」キーで削除可能)

代わりに「変数の設定」を中央にドラッグ&ドロップします。
「変数名」は「count」、値に「%count + 1%」を指定します。

変数の計算

これで変数「count」に1を足したものが、countに再代入されます。
(「count = count + 1」と同じ)

別々の変数同士を計算したり、元の変数同士を計算することもできます。

  • %count + utatane%:変数countと変数utataneを足す
  • %count + count%:変数countを倍にする

計算に使う演算子

計算に使う演算子をまとめてみました。全て半角です。

  • 「+」:プラス(足し算・加算)
  • 「-」:マイナス(引き算・減算)
  • 「*」:アスタリスク(掛け算・乗算)
  • 「/」:スラッシュ(割り算・除算)
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【初心者必見】変数の型に注意

変数には「型」と呼ばれるカテゴリのようなものが存在し、使い分けされています。

例えば箱や器にも、「段ボール箱」や「ワイングラス」などいろいろ存在しますよね。
そんな感じの理解でOKです。
段ボール箱には荷物を入れる、ワイングラスにはワインを入れるなど、変数の型によって中に入れる値が異なります。

Power Automateでは、主に次の型の変数が使えます。

内容使用例
文字列(String)文字や文章メール本文、ファイル名
数値(Integer / Float)数字カウント、合計値
真偽値(Boolean)true(真) / false(偽)完了フラグ
配列(Array)複数の値の集合複数のメールアドレス
オブジェクト(Object)キーと値のセット複雑なデータ管理

初心者の方は、まず文字列・数値の2つを覚えれば十分です。

Power Automateでは、型が自動で設定されますが、変数を計算する際などは注意が必要です。
例えば「文字列型」の変数「char」と「数値型」の変数「count」を掛け算しようとしてもエラーが発生してしまいます。

型によるエラー

これは、段ボールに入った荷物にワインをかけるようなものなので、覚えておいてください。

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実務でよくある変数の活用例

例1:処理回数をカウントする

  1. 数値変数「count」の値に0を指定
  2. 処理が終わったらcount+1
  3. 最後に件数をメール通知

例2:完了フラグで処理を分岐

  1. Boolean変数「end」の値にfalse(偽)を指定
  2. 処理完了後に true(真) に変更
  3. true の場合のみ次の処理へ進む

例3:メール本文を組み立てる

  1. 文字列変数「massage」に文章を追加
    例:○○ + 様 + いつもお世話になっております。…
  2. 最終的に完成した文章をメール送信
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よくあるエラーと対処法

パラメーター ‘値’:変数’○○’が存在しません。

原因
→ 変数名が間違っている
→ 存在しない変数を指定している

対処
→ 変数名を確認する
→ フローを確認する

演算子’○○’を’テキスト値’に適用できません

原因
→ 文字列型の変数で計算(引き算、掛け算、割り算)しようとしている

対処
→ 型を確認する
→ 演算子を確認する(文字列の連結は ‘+’ を使う)
→ %の誤用(誤:%char / count%、正:%char% / %count%)

値ではなく変数名が表示されてしまう

原因
→ 変数名を%で挟んでいない

対処
→ 変数を指定する場合は{x}から選ぶか、入力した文字の前後を「%」で挟んでください。

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変数を使いこなすコツ

  • 変数名は意味がわかる英語にする
    例:count、total、price、model
  • 変数の個数は増やしすぎない
  • 「この変数は何のため?」を常に考える

これらを意識することで、変数をより安全に使うことができます。

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まとめ

Power Automateの変数を使いこなせるようになると、下記の処理が一気に楽になります。

  • 条件分岐
  • 繰り返し処理
  • 複雑なデータ管理

最初は、文字列・数値から始めて、
実務で使うパターンを少しずつ増やしていくのが近道です。

ぜひこの記事を参考に、あなたのフローに「変数」を取り入れてみてください!

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最後に

当ブログでは、VBAマクロやPythonなど、時間を生み出すプログラミング術を公開しております。
この記事がわかりやすいと感じた方は、他の記事も読んでいってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。がんばってください!

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