【openpyxl】シート見出しの色を変更する方法【Python初心者向け】

過去の自分

openpyxlでエクセルファイルを編集しているんだけど、
シート見出しの色を変更してわかりやすくしたい…。

今の自分

なるほど…。
色付きの方が、目に留まりやすいですよね。
では今回は、「openpyxlでシート見出しの色を変更する方法」を
できるだけわかりやすく解説いたします。
また、「シート見出しを色無しに戻す方法」も解説しますので、
ぜひ最後まで読んでいってください。

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openpyxlでシート見出しの色を変更する方法
シート見出しを色無しに戻す方法
うまく動作しない場合の対処法
1. エラーが出る
最後に

openpyxlでシート見出しの色を変更する方法

「sheet_properties.tabColor」を使います。まずは全コードと実行結果をお見せします。
解説は後ほど行います。

全コード

import openpyxl

wb = openpyxl.load_workbook('C:/Utatane/input.xlsx')
ws = wb['Sheet1']

ws.sheet_properties.tabColor = 'FF0000'

wb.save('C:/Utatane/output.xlsx')

ws.sheet_properties.tabColor = 'FF0000'

実行結果

事前準備

openpyxlのインストール

既存のエクセルファイルを編集するには「openpyxl」のインストールが必要です。

openpyxlのインストール方法

openpyxlを初めて使用する場合は、下記コードを入力・実行して、インストールしてください。

pip install openpyxl

※openpyxlを使用したことがある場合は、このインストール作業は不要です。

インストールに関する詳細や、インストールができなかった場合の対処法は下記記事で解説しております。
また、既存ファイルを開いて保存する方法など、基本解説も行っておりますのでご参考ください。

解説

※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。

インポート～ブック・シートの取得

import openpyxl

wb = openpyxl.load_workbook('C:/Utatane/input.xlsx')
ws = wb['Sheet1']

上記コードにて、エクセル操作に必要な「openpyxl」のインポートと、エクセルブック・シートを取得しています。
詳細は、「インストール方法」の記事をご参考ください。

シート見出しの色を変更

ws.sheet_properties.tabColor = 'FF0000'

上記コードにて、「Sheet1」の見出しの色を赤色に変更しています。

【コード解説】
ワークシートを取得した変数（今回はws）に続けて、「.sheet_properties.tabColor」を書きます。
そして「=（イコール）」を書いたら、見出しにつけたい色のコード（今回は赤色の「FF0000」）を書きます

【シート見出し色変更のテンプレ】
ワークシートを取得した変数.sheet_properties.tabColor = ‘つけたい色のコード’

【注意点】
「tabColor」は大文字と小文字が混在しているので注意してください。
全て小文字にすると動きません。
また、色コードは「’（クォーテーション）」で囲ってください。

【色コードについて】
見出しにつける色のコードは「RGB」といって、光の3原色（R：赤、G：緑、B：青）で構成されたコードを使います。
細かく説明すると長くなりますので、今回の場合はひとまず、下記の色に対応するコードを知っておけば大丈夫です。

赤：FF0000
緑：00FF00
青：0000FF
黒：000000
白：FFFFFF

これでシート見出しの色を変更することができました。
では今度は、見出しを色無しに戻す方法を見ていきましょう。

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シート見出しを色無しに戻す方法

import openpyxl

wb = openpyxl.load_workbook('C:/Utatane/input.xlsx')
ws = wb['Sheet1']

ws.sheet_properties.tabColor = None

wb.save('C:/Utatane/output.xlsx')

上記コードを実行することで、シート見出しを色無しに戻すことができます。

前項のコードから、6行目の右辺が「None」に変わっただけです。
（Noneは「’」で囲わなくて大丈夫です）

実行してみましょう。