Excelで文字列を結合する方法まとめ｜演算子・関数など【初心者向け】

上図のようにセルの文字を結合することができたら便利ですよね。
実は、いろんな方法で実現することができます。
この記事では、Excelで文字列を結合する方法や、実用例・エラー対策までわかりやすく解説いたします。

※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。

Excelで文字列を結合する方法

上図のとおり、A1～C1セルに文字列が入っています。
これらを結合してD1セルに表示する方法を見ていきましょう。

まずは簡単な「&」演算子を使う方法です。

「&」演算子を使う

長所：簡単（初心者向け）
短所：多くの文字列を結合するのに向かない

上図のように入力することで、文字列を結合することができます。
セル名の間に「&」を入力するだけです。

「A1-B1-C1」などのように、区切り文字が必要な場合は、区切り文字をさらに「&」で結合してください。
（=A1&“-“&B1&“-“&C1）

区切り文字を直接入力する場合は、「”（ダブルクォーテーション）」で囲う必要があります。

CONCATENATE関数を使う

長所：カンマ区切りでわかりやすい
短所：多くの文字列を結合するのに向かない

「CONCATENATE」関数を使っても文字列を結合することができます。
セルD1に下図のとおり入力してください。

各セルの間は「&」ではなく「,（カンマ）」ですので覚えておきましょう。
「A1-B1-C1」のようにしたい場合は、下図のように入力してください。

CONCAT関数を使う

長所：範囲選択したセルの文字列を結合できる
短所：区切り文字を使う際は、構文が長くなる場合がある

一番オススメの方法ですが、Excel2019以降のバージョンでしか使うことができません。
使い方は基本的に「CONCATENATE」関数と同じです。

この「CONCAT」関数の特徴として、セル範囲を指定することで、範囲内の文字列を結合することができます。

しかしながら、「A1-B1-C1」のようにしたい場合は、１つ１つのセルを参照する必要があります。

TEXTJOIN関数を使う

長所：区切り文字を指定できる
短所：引数がわかりにくい

少しクセのある関数ですが、場合によっては便利です。
こちらもExcel2019以降のバージョンでしか使うことができません。
使用例は下図のとおりです。

• 第1引数：区切り文字（必要ない場合は「””（空白）」を指定もしくは何も指定しない）
• 第2引数：空白の扱い（TRUEなら空白を無視、FALSEなら空白を含める）
• 第3引数～：結合するセルを指定。あとはCONCAT関数と同じ

区切り文字を必要とする場合は、このTEXTJOINが一番楽です。
（区切り文字を何度も指定しなくてよいため）
区切り文字が必要ない場合は、CONCATを使うのが最適です。

文字列結合の実用例

姓と名を結合

姓と名の間にスペースを入れています。

型番+商品コード

各区切り文字に「-」を入れています。

フォルダの階層を結合

Cドライブの後ろの区切り文字は「:￥」、以降は「￥」を指定しています。

URLを作成

区切り文字に「/」を指定しています。

郵便番号と住所を結合

郵便番号と住所の間にスペースを入れています。

うまく結合できない場合やエラーの対処法

セルに「#NAME?」と表示される

セルに「#NAME?」と表示された場合は、関数の名前（スペル）を間違えていたり、引数の指定方法が適切でない可能性があります。

「Excelで文字列を結合する方法」を参考に、セル内の関数を再確認してみましょう。

「この関数に対して、少なすぎる引数が入力されています。」という注意が表示される

上図のような画面が表示された場合は、引数の指定が適切でないことが原因です。

「Excelで文字列を結合する方法」を参考に、関数の引数を再確認してみましょう。

日付がうまく表示されない

日付をそのまま結合すると、上図のように表示形式が崩れる場合があります。
下図のように、TEXT関数を使って表示形式を指定しましょう。

最後に

Excelで文字列を結合する方法について解説いたしました。

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