【openpyxl】特定の範囲を塗りつぶし【Python初心者向け】

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Python
過去の自分
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openpyxlでエクセルファイルを編集しているんだけど、
セルB2~D4までの範囲を塗りつぶしたい…。

今の自分
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なるほど…。
では今回は、「openpyxlで特定の範囲を塗りつぶしする方法」
できるだけわかりやすく解説いたします。

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openpyxlで特定の範囲を塗りつぶしする方法

「PatternFill」「for文」を使います。まずは全コードと実行結果をお見せします。
解説は後ほど行います。

全コード

import openpyxl
from openpyxl.styles import PatternFill

wb = openpyxl.load_workbook('C:/Utatane/input.xlsx')
ws = wb['Sheet1']

fill_solid_red = PatternFill(patternType='solid', fgColor='FF0000')

for row in ws['B2:D4']:
    for cell in row:
        cell.fill = fill_solid_red

wb.save('C:/Utatane/output.xlsx')
for row in ws['B2:D4']:
    for cell in row:
        cell.fill = fill_solid_red

実行結果

実行結果

事前準備

  • openpyxlのインストール

既存のエクセルファイルを編集するには「openpyxl」のインストールが必要です。

openpyxlのインストール方法

openpyxlを初めて使用する場合は、下記コードを入力・実行して、インストールしてください。

pip install openpyxl

※openpyxlを使用したことがある場合は、このインストール作業は不要です。

インストールに関する詳細や、インストールができなかった場合の対処法は下記記事で解説しております。
また、既存ファイルを開いて保存する方法など、基本解説も行っておりますのでご参考ください。

解説

※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。

インポート~ブック・シートの取得~塗りつぶしの設定

import openpyxl
from openpyxl.styles import PatternFill

wb = openpyxl.load_workbook('C:/Utatane/input.xlsx')
ws = wb['Sheet1']

fill_solid_red = PatternFill(patternType='solid', fgColor='FF0000')

上記コードにて、エクセル操作に必要な「openpyxl」のインポート、エクセルブック・シートを取得、塗りつぶしの設定をしています。
詳細は、下記記事をご参考ください。

特定の範囲を塗りつぶし

for row in ws['B2:D4']:
    for cell in row:
        cell.fill = fill_solid_red

上記コードにて、特定の範囲を塗りつぶししています。
今回は「B2~D4」の塗りつぶしです。

9行目の最後に【 ws[‘B2:D4’] 】と記述することで範囲を限定することができます。
そしてまずはB2セルを取得し、前項で設定した塗りつぶし設定を適用しています。
for文を使い、「B2~D4」に同じ処理を繰り返しているというわけです。

for文については下記記事をご参考ください。

塗りつぶしたい範囲に応じて、[‘B2:D4’]の部分を変えてください。

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openpyxlで特定の範囲を塗りつぶしする方法(別解)

下記コードでも、特定の範囲を塗りつぶしすることができます。

import openpyxl
from openpyxl.styles import PatternFill

wb = openpyxl.load_workbook('C:/Utatane/input.xlsx')
ws = wb['Sheet1']

fill_solid_red = PatternFill(patternType='solid', fgColor='FF0000')

for row in ws.iter_rows(min_row=2,min_col=2,max_row=4,max_col=4):
    for cell in row:
        cell.fill = fill_solid_red

wb.save('C:/Utatane/output.xlsx')

前項と同様に「B2~D4」を塗りつぶしできました。

実行結果

前項との違いは、9行目の後半だけで、「iter_rows」を使用しています。
「iter_rows」については下記記事をご参考ください。

この方法を使うことで、変数に入れた数値を塗りつぶす範囲に適用できます。
(9行目以降を下記のように変えても同じ結果が出力される)

a=2
b=4

for row in ws.iter_rows(min_row=a,min_col=a,max_row=b,max_col=b):
    for cell in row:
        cell.fill = fill_solid_red
別解の結果

例えば、とあるセルから取得した数値分の行・列を塗りつぶしたりということができるわけです。

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うまく動作しない場合の対処法

エラーが出る

No such file or directory: ○○

これは、読み込むファイルやフォルダが見つからないというエラーです。
読み込むファイルのファイル名と構文のファイル名が一致しているか確認しましょう。

詳しい解説は、下記記事をご参考ください。

Permission denied: ○○

操作しようとしているファイルにアクセスできないというエラーです。
ファイルを開いている状態なので編集できない」と言っていることが多いので、開いていれば閉じて再度トライしましょう。

詳しい解説は、下記記事をご参考ください。

Worksheet ○○ does not exist

「指定したシートがありません」というエラーです。
指定のシート名が間違っていないか、「sheet1」など先頭が小文字になっていないか確認しましょう。

詳しい解説は、下記記事をご参考ください。

○○ is not defined

今まで出てきていない変数などを処理しようとした時に出るエラーです。
変数名などが間違っていないかチェックしましょう。

詳しい解説は、下記記事をご参考ください。

その他のエラー

その他のエラーが出た場合は、エラー文をコピーしてNETで検索してみましょう。

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最後に

openpyxlで特定の範囲を塗りつぶしする方法を解説いたしました。

当ブログでは、Pythonに関する情報を配信しております。
この記事がわかりやすいと感じた方は、他の記事も読んでいってください。

挫折せずにPythonを独学で学習する方法は特におすすめです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。がんばってください!

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