プログラミングに興味はあるけれど、どこから始めたらいいか分からない…。
なんだか難しそうだから、わかりやすく教えてほしい。
このように考える人は少なくありません。
この記事では、初心者が迷わずプログラミングを始めるための具体的なステップを
プログラミング歴10年の私が、できるだけわかりやすく紹介いたします。
はじめに: プログラミングを学ぶメリット
プログラミングを学ぶメリットとして代表的なのは下記の3つです。
- 論理的な思考が身に付く
- 問題解決能力が身に付く
- 転職や副業に活かせる
論理的思考とは、「直感」や「感覚」を信じて結論を出すのではなく、「根拠」に基づき、道筋を立てて考えることを言います。
プログラミングを学ぶことで、「どういう順番で処理するのか」「どういった条件で分岐させるのか」などといった論理的な思考を身に付けることができます。
また、プログラミングは思い通りに動作しないことがあり、「どこが悪いのか」「どのように直せばいいのか」など、問題解決能力も併せて身に付きます。
加えて、プログラミングスキルを身に着けることで、ソフトウェア会社への転職や、サイト制作の副業などにも活かせるため、学んでおいて損は無いスキルと言えます。
もしかしたら、プログラミングを学ぶことで人生が180度変わるかもしれません。
ステップ1: 学習の目的を明確にする
【質問】
あなたがプログラミングを学ぶ目的は何ですか?
ズバリ答えられた方はすばらしいです!
しかしながら、悩んだ方も多いのではないでしょうか。
プログラミングを学ぶために、目的が重要です(詳細は後述)
目的が無い方は、まず目的を明確にしましょう。
難しく考えず、「何を作りたいか」「何をしたいか」ということです。
例えば、以下のような目的を設定するのがおすすめです。
- Webサイトを作りたい
- スマホアプリを作りたい
- 時間がかかる事務仕事を早く終わらせたい
目的に応じて、学ぶべきプログラミング言語が異なりますので、まずは自分の目的をはっきりさせましょう。
目的が決まったら、次に学習の準備に移ります。
ステップ2: 学習の準備をする
プログラミングに必要なものは、インターネットに接続された「パソコン1台」だけです。
- 「Windows」「Mac」どちらでもOK
- 「デスクトップパソコン」「ノートパソコン」どちらでもOK
- パソコンのスペックは基本的に何でもOK
私のオススメは「Windows」の「ノートパソコン」です。
Windowsの方がソフトや周辺機器が充実しているため、困ることが少ないと思います。
また、ノートパソコンの方が持ち運びできるため、別の部屋や外出先で作業する時に便利です。
ただし、今お持ちのパソコンがあれば、それでOKです。
パソコンのスペックですが、1点だけ補足です。
アプリやゲームを作る場合は、将来的にハイスペックパソコンが必要になると思います。
しかしながら、プログラミングに慣れた段階で買い替えても遅くはありません。
パソコンが用意できたら、次に学習方法を選びましょう。
ステップ3:学習方法を選ぶ
- 本
- 動画
- ブログ
- 学習サイト
- プログラミングスクール
このように、プログラミングを学習する教材はさまざまなものがあります。
どれがいいのか迷ってしまいそうですよね。
そこで、今回はオススメの学習方法を紹介いたします。
オススメの学習方法
オススメの学習方法は、ズバリ「学習サイト」を利用する方法です。
「学習サイト」とは、パソコンのインターネット上で学習できるプログラミングサイトのことです。
オススメの理由は、下記の3つです。
- 初心者に優しく設計されている
- 自分の好きなタイミング・自分のペースで学習できる
- 学習後すぐに実践することができる
今回は、オススメの学習サイトを3つ紹介いたします。
【Progate】
URL:https://prog-8.com/
スライド形式のため、自分のペースで学習できます。
わかりやすい教材が豊富で、初心者でも安心して取り組めます。
各レッスンの最後には、練習問題が用意されているので、実践も積むことができます。
【ドットインストール】
URL:https://dotinstall.com/
動画形式ため、実際の操作を見ながら学べます。
各動画が約3分ほどの短い時間なので、スキマ時間に学習することができます。
聞き取りにくい用語があれば、文字起こしをすることもできますので、チェックしてみてください。
【Udemy】
URL:https://www.udemy.com/ja/
多くの講師が提供するプログラミング講座があり、初心者から上級者まで対応しています。
通常は有料のコースが多いですが、定期的に無料で利用できるコースもあります。
質の高い授業を無料で受けられるチャンスがあるため、活用したい学習サイトです。
サイト内にはズラズラっといろいろなレッスンが表示されており、選ぶことができます。
どのレッスンを選べばいいのかは、目的によって異なります。
しかしながら、レッスンのタイトルに「HTML」や「Python」など、暗号のようなものが入っているかと思います。
これは「プログラミング言語」といって、「日本語」や「英語」みたいなものだと思ってください。
「英語を1から全部覚えなきゃいけないって、大変そう…」と思うかもしれませんが、一気に全部覚える必要はありません。
「日本語」を少しずつ覚えたように、プログラミング言語も少しずつ理解していけばOKです。
ご参考までに、目的別に学ぶべきプログラミング言語を紹介します。
- Webサイトを作りたい:HTML・CSS
- スマホアプリを作りたい:Swift(iOS)、 Kotlin(Android)
- 時間がかかる事務仕事を早く終わらせたい:Python
目的がここに無い場合は、「○○(目的) プログラミング言語」などでGoogle検索すると、出てきます。
いろいろな学習サイトを試して、自分に合った学習方法を見つけるのも大切です。
会員登録が必要な場合もありますが、サイト側でサポートしてくれますので、安心してください。
あとはレッスンどおりに進めていけばOKです。
ソフトをインストールするなど、パソコンの環境を整える必要がありますが、レッスン内で説明してくれる場合がほとんどです。安心してください。
レッスン自体もわかりやすく、初心者でも理解しやすい内容になっています。
しかしながら、時には挫折しそうになることもあるかと思います。
そんな時のために、学習の注意点とコツを紹介いたします。
ステップ4:学習における注意点と継続のコツ
プログラミングを学ぶ上で、最も重要なのは「続けること」です。
下記のコツを参考に、挫折しない学習を心がけましょう。
- 簡単なところから始める
- 少しずつ進める
- 必ず実践する
- エラーを恐れない
- メモを活用する
- 定期的に復習する
- コミュニティに参加する
簡単なところから始める
学習サイトのレッスンには「入門編」のような「簡単なレッスン」が用意されていることがあります。
まずはこのレッスンから入りましょう。
早く上達したいからといって、いきなり難しいことに挑戦するのはNGです。
挑戦すること自体はすばらしいことなのですが、ほぼほぼ失敗して挫折します。
冒険を始めたばかりの勇者が、ラスボスに勝てないのと同じです。
簡単なことから始めて、まずは成功体験を積みましょう。
自分で作ったものを実行して成功した時、表現できない嬉しさがあります。
少しずつ進める
一度に多くのことを学ぼうとすると、頭の中の整理がつかずに挫折しやすいです。
1日1レッスンなど、毎日少しずつ進めることが大切です。
必ず実践する
学習して得た知識だけでは、プログラミングを習得したことにはなりません。
知識を得たら、実際にコードを書いてみましょう。
実践することで、より理解が深まるほか、スペルミスなど自分の欠点を見つけるきっかけにもなります。
エラーを恐れない
初めてエラーが出たときは、焦って何をしていいのかわからなくなるものです。
「プログラミングにエラーはつきもの」なので落ち着きましょう。
エラーは内容によっておおむね対処法が絞れます。まずはエラー文をよく読みましょう。
また、よくあるエラーはネットで検索することで、対処法がわかる場合があります。
エラーを恐れず挑戦する姿勢が、上達への近道です。
メモを活用する
せっかく苦労して得た知識も、忘れてしまっては何の意味もありません。
しかしながら、人間は忘れる生き物です。
忘れても問題無いように、メモを活用しましょう。
これまで得た知識をメモに溜めることによって、忘れた知識をいつでも引き出すことができます。
定期的に復習する
プログラミングの学習には、定期的な復習が不可欠です。
過去に学習した内容を見直したり、学んだ概念を再度整理してみると、新たな気づきが得られることがあります。
また、書き溜めしたメモを読み返すことで、自分が歩んだ軌跡をたどることができます。
もちろん復習の意味もありますが、成長を実感することもでき、モチベーションを保てます。
コミュニティに参加する
どうしてもわからないところが出てきて、学習がストップしてしまうことはよくあります。
そんな場合は、コミュニティに参加してみましょう。
「teratail(テラテイル)」や「Yahoo!知恵袋」などの質問掲示板を利用するのでもいいです。
ある程度の質問なら、親切な回答が返ってきます。
しかしながら、答えていただく方も人間です。
こちらの「現在の状況」「実現したいこと」「試したこと」などをわかりやすく説明するよう心がけ、回答しやすいようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
プログラミングの学習にどれくらいの時間がかかりますか?
プログラミング学習過程修了までは、平均で「200~300時間」と言われています。
1日平均1~2時間学習したとして、約半年ほどかかる計算になります。
もちろん、個人差がありますし、言語や目的によっても異なります。
半年かかっても理解できないからダメと思わず、自分のペースで焦らず取り組むことが大切です。
どのプログラミング言語が初心者にオススメですか?
コードが比較的簡単な「HTML」や「Python」がオススメです。
学習サイトにもほぼほぼレッスンが用意されています。
また、習得している人も多く、コミュニティなどで相談しやすい言語です。
プログラミングを独学で習得できますか?
はい、独学でも十分に習得できます。
下記記事にて独学で失敗しないコツを紹介しておりますのでご参考ください。
最後に:挑戦と継続が大事
プログラミングは一度身につければ、どんどん新しいことに挑戦できる楽しいスキルです。
学習を継続するために、これまで紹介したコツを意識してみてください。
今から始めることで、1年後には自分でアプリを作れるようになるかもしれません。
焦らず、楽しみながら学んでいきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。