
Wordで文章を入力していると、上図のような赤い波線(ギザギザ線)が表示されることがあります。
この記事では、赤い波線の意味・原因・消し方・再表示の方法までをわかりやすく解説します。
初心者でもすぐに実践できる内容です。
-著者情報-
名前:Utatane
Word使用歴:15年以上
ひとこと:初心者だった当時に戻った気持ちになって解説いたします
※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。
実演パソコンのスペック(ソフトやバージョンによっては、表示や結果が異なる場合があります)
- OS:Windows11 Home 64bit
- Word:Microsoft Office Home and Business 2021
Wordの赤い波線は何?

Wordで表示される赤い波線は、スペルチェック機能(または誤字脱字チェック)によって自動的に付けられるものです。
Wordでは、入力中の文章をリアルタイムでチェックし、「誤字・脱字・スペルミスの可能性がある」と判断すると赤い波線を表示します。
要は、誤字脱字など、文章上で間違いの可能性がある場合に付けられるということです。
例えば、「おはよう」ではなく「おへよう」と書いてしまった場合、赤い波線が出て間違いを指摘してくれます。

しかしながら、「Utatane」といった名詞などでは間違いでなくとも出てくる場合があります。

間違いかどうかを確認したい場合は、「赤い波線を消す方法」を参照ください。
赤い波線は印刷される?

この赤い波線は印刷されません。画面上だけの表示です。
下図のとおり、印刷プレビューでは波線が無いのがわかるかと思います。

しかしながら、プレゼンやスクリーン共有時に見えると気になるため、非表示にしておくと見栄えが良くなります。
(非表示にする方法は、「完全に非表示にする」を参照)
赤い波線と青い二重線の違いは?
赤い波線と同様に、青い二重線が入ることもあります。

青い二重線は、文法上の違和感や文体の指摘を目的に付けられます。
「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」など、文法上では不適切とされる場合が多く、修正するのが無難です。
修正方法は次項をご参考ください。

赤い波線を消す方法
赤い波線(青い二重線)を消す前に、まずは間違いでないかを確認しましょう。
波線が入った文字を右クリックすると、候補が出ます。

候補の中に正解がないかをチェックしておいてください。
(必ずしも正解が候補の中に出るわけではありません)
一時的に消す(無視)
赤い波線が入った文字を右クリック→「すべて無視」を選択します。

これで今後、同じ単語に赤い波線が表示されなくなります。

辞書に追加
赤い波線が入った文字を右クリック→「辞書に追加」を選択します。

これで単語が辞書に登録され、今後は赤い波線が表示されなくなります。
登録された語句を確認・削除することもできます。
上部メニューの「ファイル」→「オプション(その他→オプション)」をクリックすると、「Wordのオプション」画面が開きますので、「文書校正」タブ→「ユーザー辞書」をクリックします。

「RomamingCustom.dic」の「単語の一覧を編集」をクリックします。

すると登録された語句が表示されますので、必要に応じて「削除」で削除してください。

完全に非表示にする
この方法は、全ファイルのスペルチェック(間違い確認)を無効化するというものです。
設定を解除するまで、間違いがあっても指摘してくれませんのでご注意ください。
上部メニューの「ファイル」→「オプション(その他→オプション)」をクリックすると、「Wordのオプション」画面が開きます。
「文書校正」タブを選択し、中ほどの「入力時にスペルチェックを行う」と「文章校正時にスペルチェックを一緒に行う」のチェックを外してください。

これで赤い波線は表示されなくなります。
赤い波線を再表示させる方法
前項と同様の手順で「入力時にスペルチェックを行う」と「文章校正時にスペルチェックを一緒に行う」にチェックを入れるだけです。

赤い波線が消えないときの対処法
これまで紹介した方法を実行しても赤い波線が消えない場合は、下記の2つをお試しください。
- Wordを再起動
- 「校閲」タブ → 「スペルチェックと文章校正」→「すべて無視」を実行
それでも消えない場合は、Wordのバージョンや文書テンプレートが原因の可能性があります。
テンプレートを使わず、白紙の新規文書で試してみてください。
最後に
Wordの赤い波線について解説いたしました。
当ブログでは、VBAマクロやPythonなど、時間を生み出すプログラミング術を公開しております。
この記事がわかりやすいと感じた方は、他の記事も読んでいってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。がんばってください!