
上図のように、日付を書き込むと曜日まで表示できたら、わかりやすくて便利ですよね?
この記事では、Excelで曜日を表示したり取得する方法を解説いたします。
初心者でも理解しやすいように、できるだけわかりやすく解説いたしますので、安心してご覧ください。
-著者情報-
名前:Utatane
Excel使用歴:15年以上
ひとこと:初心者だった当時に戻った気持ちになって解説いたします
※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。
実演パソコンのスペック(ソフトやバージョンによっては、表示や結果が異なる場合があります)
- OS:Windows11 Home 64bit
- Excel:Microsoft Office Home and Business 2021
Excelで曜日を表示する方法
今回は一番需要のある「日付+曜日を表示する方法」と「曜日のみを表示する方法」を解説いたします。
日付+曜日を表示
ではまず、日付+曜日を表示する方法からです。
今回は「1/1(水)」と表示させる方法を紹介いたします。
まずはセル内に日付を入力しましょう。
(今回はA1セルに「2025/1/1」を入力しました)

必ず西暦年も入力しましょう。
1/1だけだと、1900年と勘違いされてしまう場合があります。
「Enter」キーを押すと、「1月1日」というような表記に変わってしまいますが、気にせず進めていきます。

日付が入ったセルを選択したら、マウスの「右クリック」→「セルの書式設定」をクリックします。

上部「表示形式」タブ→左側「ユーザー定義」をクリックし、
種類の欄に「m/d([$-ja-JP]ddd)」を入力してください(コピペ推奨)

「OK」をクリックすると、「1/1(水)」と曜日まで表示されました。

曜日を英語にするなど、他の表示形式は後述
ここからカレンダーを作る方法も後述
曜日のみを表示
曜日のみを表示させることもできます。
前項と同様に、日付を入力したセルの表示形式を「[$-ja-JP]ddd」に変更してください。

2025/1/1の曜日である「水」だけが表示されました。

別のセルに表示された日付を判定して曜日を表示することもできます。
現在A1セルに日付が入っています。
B1セルに「=TEXT(A1,”[$-ja-JP]ddd”)」と入力してください。
(コピペ推奨)

「TEXT関数」については後述
A1セル(2025/1/1)の曜日である「水」が取得され、表示されました。
カレンダーを作ろう

上図は、前項にて曜日まで表示した日付です。
ここからカレンダーを作ってみましょう。
「A2」セルに、「=A1+1」と入力してください。

「Enter」キーを押します。

「1/2(木)」と表示されました。
あとはどんどん下へコピーしていくだけです。

これで、曜日が連続して自動で変わります。
卓上カレンダーのようにしたい場合は、右へコピーしていきます。

表示形式を変更すると、1(水)のように、月を省くこともできます(後述)
始まりが水なので、日月火を左に追加しなければなりません。
列(A)を右クリック→「挿入」で列を挿入しましょう。

必要な列を挿入したら、A2セルに「=G1+1」と入力します。

あとは右隣りのセル(B2)に、左隣のセル(A2)+1を入力し、右にコピーしていくだけです。

曜日に応じて色を付ける
土曜日なら文字を青色、日曜日なら赤色など、曜日に応じて色を付けることもできます。
今回は日曜日を赤文字にしてみます。
日付が入ったセルをひとつ選択します(今回はA2セル)
上部メニューの「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」をクリックします。

「新しい書式ルール」画面が開いたら「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、
ルール内容欄に「=WEEKDAY(A2)=1」を入力して「書式」をクリックします。
WEEKDAY関数の詳細は後述

「セルの書式設定」画面が開いたら、好きな書式を設定します。
今回は「フォント」タブから色を赤にしました。

「OK」をクリックして「新しい書式ルール」画面に戻り、再び「OK」をクリックして完了です。
日曜日であるA2セルが赤文字になりました。

A2セルをコピー(右クリック→コピー)したら、他のセルに書式貼り付けします。
(セルを範囲選択→右クリック→書式貼り付け)


全てのセルに適用されました。
土曜日を青くしたい場合は、ルール内容欄に「=WEEKDAY(A2)=7」を入力してください。
WEEKDAY関数の詳細は後述
日付・曜日関連の表示形式をおさらい
よく使いそうな表示形式をまとめてみました。
すべて2025年1月1日水曜日を例にしたものです。
- m/d([$-ja-JP]ddd) = 1/1(水)
- d([$-ja-JP]ddd) = 1(水)
- m”月”d”日”([$-ja-JP]ddd) = 1月1日(水)
- yyyy/m/d([$-ja-JP]ddd) = 2025/1/1(水)
- yy/m/d([$-ja-JP]ddd) = 25/1/1(水)
- [$-ja-JP]ddd = 水
- [$-ja-JP]dddd = 水曜日
- ddd = Wed(英語短縮表記)
- dddd = Wednesday(英語表記)
日付・曜日関連の関数をおさらい
【TODAY】
セルに「=TODAY()」と入力すると、本日の日付を取得して表示することができます。
明日になったら日付が変わりますので注意が必要ですが、とても便利な関数です。
【TEXT】
指定したセルの表示形式を変更できる関数です。
例えばA1セルに「2025/1/1」と入力されていたとします。
B1セルに「=TEXT(A1, “ddd”)」と入力すると、B1セルに「Wed」と表示されます。
これは、A1セルの表示形式を変換したということです。
【WEEKDAY】
指定した日付に対応する曜日を数値で返す関数です。
日曜日なら1、月曜日なら2、土曜日は7という具合です。
今回は1(日曜日)なら文字を赤くするという処理をしています。
最後に
Excelで日付を曜日まで表示する方法ついて解説いたしました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。がんばってください!