xlwingsでアクティブシートを取得・変更【1行で実現！】

過去の自分

今開いているエクセルファイルに文字を書き込みしたいんだけど、
xlwingsを使って出来ないのかな？

今の自分

なるほど…。
アクティブなワークシートへの書き込みをしたいということですね！
では今回は、「xlwingsを使ってアクティブシートを取得して書き込みする方法」
をできるだけわかりやすく解説いたします。
また、「別のシートをアクティブにする方法」も解説いたしますので、
ぜひ最後まで読んでいってください。

【著者情報】
Python歴３年。
入社２年目の春に先輩が突然トンズラし、業務を半分肩代わりするハメに…。
今までの1.5倍の仕事をこなせるはずもなく、苦しむ毎日。
業務効率化を模索中にPythonと出合う。
業務とPythonの相性が良く、２倍以上の効率化を実現。現在も効率化を進行中。

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xlwingsでアクティブシートを取得するには
アクティブシートを変更する方法
うまく動作しない時
1. エラーが出る
2. 空のブックが生成される・残る
最後に

xlwingsでアクティブシートを取得するには

「sheets.active」を使います。まずは実行見本をどうぞ。

実行見本

全コード

ひとまず全コードを網羅します。解説は後ほど行います。

import xlwings

workbook = xlwings.books.active
worksheet = workbook.sheets.active

worksheet['A1'].value = 'utatane'

worksheet = workbook.sheets.active

事前準備

xlwingsのインストール

エクセルファイルを実際に操作するには、「xlwings」のインストールが必要になります。

xlwingsのインストール方法

xlwingsを初めて使用する場合は、下記コードを入力・実行して、インストールしてください。

pip install xlwings

※xlwingsを使用したことがある場合は、このインストール作業は不要です。

インストール方法詳細やインストールができない場合の対処法、
基本的な使い方などは下記記事をご参考ください。

解説

※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。

インポート

import xlwings

「xlwings」を使用するには「インポート」が必要です。
まずは上記一文を記述して、xlwingsのインポートを完了させましょう。

アクティブブックの取得

workbook = xlwings.books.active

上記一文にて、アクティブブックを取得することができます。

アクティブブックの取得詳細は下記記事をご参考ください。

アクティブシートの取得

worksheet = workbook.sheets.active

ここからが本題です。
上記一文を記述することで、アクティブシートを取得できます。

＜テンプレ＞
【　変数 = workbook.sheets.active　】

左辺の「変数」について、今回はわかりやすく「worksheet」という名前にしましたが、何でも構いません。
しかしながら、一部使えない名前があります。
詳細は下記記事をご参考ください。

セルへの書き込み

最後に下記一文にて、取得したアクティブシートの「A1」セルに「utatane」と書き込みをしています。

worksheet['A1'].value = 'utatane'

▼実行前

では、実行してみましょう。

アクティブシートに「utatane」が書き込みされました。
値を書き込む方法の詳細は、別の記事で解説しておりますのでご参考ください。

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アクティブシートを変更する方法

アクティブシートを「Sheet2」から「Sheet3」に変更したい場合もあるかと思います。
そんな時は、下記コードを実行してみてくだい。

import xlwings

workbook = xlwings.books.active
workbook.sheets['Sheet3'].activate()
worksheet = workbook.sheets.active

worksheet['A1'].value = 'utatane'

4行目が追加されています。