フォントサイズが全てデフォルトのままだと、なんだかメリハリが無い…。
大事な部分だけを大きくしたり、補足説明を小さくしたいんだけど、
openpyxlでフォントサイズを変更する方法を教えて!
なるほど..。わかりました。
簡単にできますよ!
openpyxlでフォントサイズを変更する方法を
Python歴3年の私が、できるだけわかりやすく解説し、解決に導きます。
openpyxlでフォントサイズを変更するには
「Font()」の「size」を指定することで変更することができます。
まずは実行見本をどうぞ。
実行見本
全コード
ひとまず全コードを網羅します。解説は後ほど行います。
import openpyxl
from openpyxl.styles.fonts import Font
wb = openpyxl.load_workbook('input.xlsx')
ws = wb['Sheet1']
ws['A2'].font = Font(size = 24)
wb.save('input.xlsx')
ws['A2'].font = Font(size = 24)
事前準備
- openpyxlのインストール
既存のエクセルファイルを編集するには「openpyxl」のインストールが必要です。
openpyxlのインストール方法
openpyxlを初めて使用する場合は、下記コードを入力・実行して、インストールしてください。
pip install openpyxl
※openpyxlを使用したことがある場合は、このインストール作業は不要です。
解説
インポート
import openpyxl
from openpyxl.styles.fonts import Font
「openpyxl」のインポートと、フォントサイズを変更するために上記2行を記述します。
フォントサイズを変更する
ws['A2'].font = Font(size = 24)
まずはワークシートが入った変数とセル名に続けて「.font」を記述します。
(これでセルのフォントサイズなど、フォント関係の設定を変更できるようになります)
「=」の後に「Font()」を記述します。
()内には変更する設定内容を記述してください。
今回は「size = 24」と記述しました。これで、フォントサイズを24に変更することができます。
<テンプレ>
【 ワークシート変数[‘セル名’].font = Font(size = 変更後のフォントサイズ) 】
以上でフォントサイズの変更は完了です。
表全体のフォントサイズを変更する方法は、下記記事で解説しております。
また、関連記事として、フォントを変更する方法、文字色を変更する方法などを解説しております。
その他の解説
既存ファイルを開いて保存する方法などの操作の基本解説は、下記記事で行っております。
ご参考ください。
うまく動作しない時
エラーが出る
No such file or directory: ○○
これは、読み込むファイルやフォルダが見つからないというエラーです。
読み込むファイルのファイル名と構文のファイル名が一致しているか確認しましょう。
Permission denied: ○○
操作しようとしているファイルにアクセスできないというエラーです。
「ファイルを開いている状態なので編集できない」と言っていることが多いので、開いていれば閉じて再度トライしましょう。
開いていなければ、コンピューターを再起動して再度トライしてみましょう。
Worksheet ○○ does not exist
「指定したシートがありません」というエラーです。
指定のシート名が間違っていないか、「sheet1」など先頭が小文字になっていないか確認しましょう。
その他のエラー
その他のエラーが出た場合は、エラー文をコピーしてNETで検索してみましょう。
最後に
openpyxlでフォントサイズを変更する方法を解説いたしました。
フォントサイズ変更 = 「Font(size=○○)」と覚えてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。がんばってください!