PowerPointでスライドショーを開始しても、発表者ツール(発表者ビュー)が表示されないことがあります。
大事な場面で焦ってしまって、うまく発表できなかった人も多いのではないでしょうか。
この問題は 「設定・接続・共有方法」のいずれかが原因になっていることがほとんどです。
この記事では、発表者ツールが表示されないときの原因と、今すぐできる解決策をわかりやすくまとめました。
Windows・Mac・Zoom/Teams すべての環境で使える内容です。
次の発表では同じ問題を起こさないようにしっかり対策しましょう!
-著者情報-
名前:Utatane
Microsoft Office使用歴:15年以上
ひとこと:初心者だった当時に戻った気持ちになって解説いたします
※わかりやすさを重視しております。厳密には解釈が異なる場合がありますことをご了承ください。
実演パソコンのスペック(ソフトやバージョンによっては、表示や結果が異なる場合があります)
- OS:Windows11 Home 64bit
- PowerPoint:Microsoft Office Home and Business 2021
PowerPointの発表者ツールとは?表示されない原因の概要
発表者ツールは、スライドショー中に以下を確認できる便利機能です。
- ノート
- タイマー
- 次のスライド
- ペン/レーザーポインター
- 現在のスライドのプレビュー
ただし以下のような原因で表示されないことがあります。
- 発表者ツールの設定がOFF
- PCの表示設定が「複製」になっている
- 外部ディスプレイが正しく認識されていない
- Zoom / Teams などの共有方法の設定
- PowerPointのその他設定、バージョン、ドライバーの問題
ほとんどの場合、設定とディスプレイの見直しで解決します。
【まず確認】発表者ツールの設定がOFFになっていないか
最初に、PowerPoint側の設定を確認しましょう。
【Windows版】
- PowerPoint上部メニューの「スライドショー」
- 「発表者ツールを使用する」にチェック
- スライドショーを開始して発表者ツールが表示されるか確認



【Mac版】
- PowerPoint上部メニューの「スライドショー」
- 「発表者ツールを使用する」をON
- 出力先ディスプレイを確認してからスライドショーを開始
これだけで改善することも多いです。
【意外と多い原因】ディスプレイ設定が「複製」になっている
発表者ツールは、ディスプレイが「拡張」になっていないと表示されません。
【Windows版の確認方法】
- 画面左下のWindowsマーク(田)→「設定」→「システム」→「ディスプレイ」
- 「マルチディスプレイ」を 「表示画面を拡張する」に設定
- PowerPointを再起動してスライドショーを開始

【Mac版の確認方法】
- 「システム設定」→「ディスプレイ」
- 表示モードを 「拡張」 に設定
- ミラーリング(画面をミラーリング)をOFF
これが案外多いパターンで、設定を変えるだけで発表者ツールが復活します。
外部モニターが正しく認識されていない
発表者ツールは、PCが外部ディスプレイを認識できていないと表示されません。
【よくある原因】
- HDMI / USB-C / DisplayPort ケーブル不良
- 変換アダプタの相性問題
- モニター電源オフ
- PC側のポート不具合
- ディスプレイ認識がリセットされていない
【解決方法】
- ケーブルを抜き差しする
- 別のケーブル・ポートで試す
- Windows:[ディスプレイの再検出] を使う
- Mac:ディスプレイ一覧を開き、認識されているか確認
Zoom・Teamsで発表者ツールが表示されない場合
オンライン会議では、以下のような問題が起こる場合があります。
- 発表者ツールを使いたいのに、表示されない
- 発表者ツールは表示されたけれど、みんなに見えてしまった
自分には発表者ツール、みんなにはスライドのみが見えて欲しいのですが、原因は意外なところにあります。
【原因】共有の順番を間違えている
- スライドショー開始(全画面化)
- 発表者ツール表示
- 共有
これらの順番を間違うと、今回のような問題が起こります。
【解決策】正しい順番で共有する
Zoomを例に挙げると、下記の手順で共有することで問題が解決します。
- PowerPointを起動(スライドショーは行わない)
- 画面共有(編集画面がみんなに見えてしまうが、しかたない)
- スライドショー開始(全画面化)
- 発表者ツール表示
これで自分の画面には発表者ツールを、みんなの画面にはスライドのみを表示させることができます。
もしスライドショーを途中で中止した場合は、一旦画面共有を停止し、手順2からやり直してください。
それでもうまくいかない場合は、下記のような代替案を試してみてください。
【代替案】コピーを用意する
- プレゼンするPowerPointファイルをコピーしておく(今回は元がA、コピーがBとする)
- Aを開く
- 上部メニューの「スライドショー」→「スライドショーの設定」
- 表示形式を 「個人用(ウィンドウ表示)」 に変更
- スライドショーを開始(全画面にはならない)
- 画面共有でAを選択
- Bを開く(別ウィンドウとなり、ノートや次のスライドは確認できる)
これでみんなにはA(スライドのみ)が見えて、自分はBを見ながらプレゼンできます。
時間表示やペンの使用はできませんが、ノートを見れるだけでもプレゼンしやすいかと思います。
それでも発表者ツールが表示されないときの追加対処
以下のようなケースでは、少し追加の対処が必要です。
【原因】
- PowerPointのバージョンが古い
- Office更新が未適用
- グラフィックドライバーの不具合
- PowerPointの設定ファイル破損
- マルチディスプレイ設定の競合
【対処方法】
- Office更新を実行
- PC再起動
- ディスプレイドライバー更新
- PowerPointのキャッシュ/設定リセット
- ほかのユーザーアカウントで開いてみる(Mac/Win)
発表者ツールは表示されるのに「ノートが見えない/タイマーが動かない」
このようなトラブルもあります。
【ノートが見えない】
対処法:発表者ツール画面下部の 境界線をドラッグして拡大
【タイマーが動かない】
原因:スライドショーが一時停止状態になっている
対処法:レーザーポインタなどのツールが固まっている場合は再起動で解決
最後に
PowerPointで発表者ツールが表示されない場合の原因と対処法を解説いたしました。
当ブログでは、VBAマクロやPythonなど、時間を生み出すプログラミング術を公開しております。
この記事がわかりやすいと感じた方は、他の記事も読んでいってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。がんばってください!

