【VBAマクロ】表の最終行・最終列を取得する方法3選【エクセル初心者向け】

過去の自分

エクセルに作られた表全体にマクロで罫線を引きたいんだけど、
そのためには最終行や最終列を知る必要がある…。
同じくマクロで表の最終行や最終列を取得できないの？

今の自分

なるほど…。
では今回は、「エクセルに作られた表の最終行・最終列をマクロで取得する方法」を
VBAマクロ歴3年の私が、できるだけわかりやすく解説いたします。

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表の最終行・最終列を取得する方法3選（エクセルVBAマクロ）
どの方法を使うべき？（選び方の解説）
最後に

表の最終行・最終列を取得する方法3選（エクセルVBAマクロ）

エクセルに作られた表の最終行・最終列を取得する方法を3つ紹介いたします。
「マクロの基礎知識」「変数の宣言」「メッセージボックスの表示」に関する予備知識が必要となります。
それぞれ下記記事にて詳しく解説しておりますので、ご参考ください。

End(xlUp・xlToLeft)

最も一般的に使われる方法です。

Sub 最終行を取得1()
    Dim lastRow As Long
    lastRow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
    MsgBox "最終行: " & lastRow
End Sub

コードの3行目で表の最終行を取得しています（変数「lastRow」に最終行を代入）
取得した最終行を、今回は4行目でメッセージボックスに出力しています。

最終列を取得したい場合は、下記のとおりコードを変更してください。

Sub 最終列を取得1()
    Dim lastCol As Long
    lastCol = Cells(1, Columns.Count).End(xlToLeft).Column
    MsgBox "最終列: " & lastCol
End Sub

取得されるのは最終行の行番号です。
最終行のセルの値を取得したい場合は、下記コードのように4行目を追加してください。

Sub A列最終行の値を取得1()
    Dim lastRow As Long
    lastRow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
    lastValue = Cells(lastRow, 1).Value
    MsgBox "A列最終行の値: " & lastValue
End Sub

B列最終行の値を取得したい場合は、コード3行目と4行目の「1」を「2」に変えてください。

Sub B列最終行の値を取得1()
    Dim lastRow As Long
    lastRow = Cells(Rows.Count, 2).End(xlUp).Row
    lastValue = Cells(lastRow, 2).Value
    MsgBox "B列最終行の値: " & lastValue
End Sub

UsedRange

2つ目に紹介するのは「UsedRange」です。

Sub 最終行を取得2()
    Dim lastRow As Long
    lastRow = ActiveSheet.UsedRange.Row + ActiveSheet.UsedRange.Rows.Count - 1
    MsgBox "最終行: " & lastRow
End Sub

3行目に暗号のようなものが羅列されておりますが、覚えるのは大変です。
本記事をブックマークして、いつでも確認できるようにすることをおすすめします。

最終列を取得したい場合は、下記のとおりコードを変更してください。

Sub 最終列を取得2()
    Dim lastCol As Long
    lastCol = ActiveSheet.UsedRange.Column + ActiveSheet.UsedRange.Columns.Count - 1
    MsgBox "最終列: " & lastCol
End Sub

こちらも最終行のセルの値を取得したい場合は、下記コードのように4行目を追加してください。
※1つ目のEnd(xlUp・xlToLeft)と同じ

Sub A列最終行の値を取得2()
    Dim lastRow As Long
    lastRow = ActiveSheet.UsedRange.Row + ActiveSheet.UsedRange.Rows.Count - 1
    lastValue = Cells(lastRow, 1).Value
    MsgBox "A列最終行の値: " & lastValue
End Sub

SpecialCells(xlCellTypeLastCell)

最後に紹介するのは、「SpecialCells(xlCellTypeLastCell)」を使う方法です。

Sub 最終行を取得3()
    Dim lastRow As Long
    lastRow = Cells.SpecialCells(xlCellTypeLastCell).Row
    MsgBox "最終行: " & lastRow
End Sub

同じく3行目で最終行を取得しています。

最終列を取得したい場合は、3行目の「Row」を「Column」に変えてください。

Sub 最終列を取得3()
    Dim lastCol As Long
    lastCol = Cells.SpecialCells(xlCellTypeLastCell).Column
    MsgBox "最終列: " & lastCol
End Sub

こちらも最終行のセルの値を取得したい場合は、下記コードのように4行目を追加してください。
※1つ目のEnd(xlUp・xlToLeft)と同じ

Sub A列最終行の値を取得3()
    Dim lastRow As Long
    lastRow = Cells.SpecialCells(xlCellTypeLastCell).Row
    lastValue = Cells(lastRow, 1).Value
    MsgBox "A列最終行の値: " & lastValue
End Sub

以上紹介した3つの方法について、どう違うのか、どれを使うべきなのか迷っている場合は、次項をご参考ください。

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